2023年1-2月かふかふ売買報告書 ~Python、ChatGPTを活用~

直近2か月の売買の記録です。

上矢印が購入、下矢印が売却です。

売買理由

日本株

2023年1月18日の日銀金融政策決定会合に注目しており、2022年12月20日の日銀金融政策決定会合のような金融緩和縮小があっても良いように、円ヘッジをしようと考えました。米国株依存度を下げるイメージです。

1月14日くらいに、内需等に強いと思われる、1489(配当5%),1615(銀行),1651(配当,3%)を選定し、購入しました。

銀行株に関しては、思っていたような値動きではなかったので、2月中旬に利確しました。

高配当株を選定した理由は、NIkkei225はSP500と連動性が高い円安系指数なので嫌だったこと、そこそこ手数料が安いETFであったからです。銀行、商社、鉄など。

 

米国株

GAFAMTの決算見通しが悪く、QQQを売りました。

SP500は、PER水準がボックス相場の上値に近いという判断で売りました。

NOBLは積み立てています。(tracers配当貴族投信)

 

その他株式

中国経済再開で買いましたが、だめですね。

ドル安シフトで得するのは債務国である新興国だと思ったのですが、中国・台湾・インドはどれもあんまり世界インフレと連動しておらず、VWOやFMも微妙ですね。

むしろ、ドル安シフト(というよりはインフレピークアウト)で強いのはEU株でした。

世界の分断が、グローバルマクロの値動きにも影響があったのだと考えました。

 

債券

米国短期債の値動きと日本円の値動きが変わらないので、円高に強い日本円に変換しました。

一方で、米国超長期債券(EDV)は日本円以上に円高に強いので、買いました。

 

ゴールド・通貨

ゴールド上がっていると買いたくなるんですけど、買いタイミングがいつも悪いです。


PythonCoding

Python始めました。

練習で株価データ抽出してグラフ化しました。

 
import pandas as pd
import yfinance as yf
import cufflinks as cf

symbolsT=["1489","1615","1651","1545","2620","2647","2563","2558"]
symbolsT = sorted(symbolsT)
symbolsTT = [str(i) + ".T" for i in symbolsT]

#米国株
symbolsUS = ["TQQQ", "NOBL", "CXSE", "EDV", "GLDM","JPY=X"]
symbolsUS = sorted(symbolsUS)
symbols = symbolsTT + symbolsUS

#期間
start_date = '2023-01-01'
end_date = '2023-03-03'

#ダウンロード
ETF = yf.download(symbols, start_date, end_date)['Adj Close']
#規格化
normalized_ETF = ETF.dropna() / ETF.dropna().iloc[0]

#日本株のtickerを指数名に変換
df = df.sort_values(by=['コード'])
df2 = df[df['コード'].isin([int(s.split('.')[0]) for s in symbolsT])].rename(columns={"コード": "コードT"})
symbolsTTT = df2['対象指標'].tolist()
symbols2 = [f"{code}.T" if str(code).isdigit() else code for code in symbolsTTT + symbolsUS]
normalized_ETF.columns = symbols2
ETF.columns = symbols2

#プロット
iplot(ETF.dropna().iplot(asFigure=True, subplots=True,subplot_titles=True,shape=(7,2),dimensions =(1500,1000)))
 
AIで説明文を生成してみました。
 #このコードでは、まず日本株と米国株の銘柄コードをリストで定義します。次に、yfinanceライブラリを使用して、指定された銘柄の株価データをダウンロードし、データを整形しています。ダウンロードしたデータは、欠損値を削除して、最初の行で割ります。その後、Pandasのread_html関数を使用して、日本株ETFに関する情報があるウェブページからテーブルデータを取得し、必要な情報を抽出します。これらの情報を使用して、グラフをプロットし、それぞれのグラフに銘柄名を表示します。
 
cufflinksのiplotをチュートリアル参考にしました。

2022-2023年かふかふグローバルマクロ戦略

2022年かふかふグローバルマクロ概観

1.米ドル高、全面安(2022年3月~11月)

 2022年3月から2022年10月に強かったアセットは、米国ドルとエネルギーだ。史上みたことのない急速なFRBの利上げによってすべての資産が下落した、ある意味で分かりやすい相場であった。異次元緩和には異次元利上げがセットなのか。

 債券投資によるリスク分散も無意味であったことが世紀レベルで象徴的だった。激しい利上げが見込まれている間は、利上げが落ち着くまでドルを持っておくべきだったというのが単純な答えであった。需給的な理由からエネルギーやコモディティから持っておく選択肢もありえたが、リスクフリーな通貨「ドル」のほうが安全で合理的な選択だと考える。「Cash is Trash.」「ライフサイクル投資術」「債券比率を高めることでリスク分散」といった金融工学的なアプローチですら今回は誤りであった。

 私は、日本円、ゴールド、米国株の比率を高めた。日本円は主にボーナスを投資に回さなかった影響、ゴールドは利上げ期間中も上昇すると思っていたこと、米国株はなんだかんだROE高いし強いやろというお気持ち。PFは主にドル建て資産なので、円ベースではトントンであった。

直近1年の主要な価格変化

2.米ドル高ピークアウト(2022年11月

・米国CPIミス(2022年11月11日)

 FRBの利上げは、インフレ期待が主導した。2022年11月11日の米国CPIで初めて予想より低水準な結果が出たのは非常に印象的であった。ついにCPIミスがきた!!! グローバルマクロな相場の転換点はここだと思った。ドル円は150円をピークアウトし、金価格もトレンド転換した。ここまでが米インフレ期待による米利上げによる米ドル高、他全面安だったのだから、米インフレ期待の収まりによってすべての資産の流れが逆回転し始めた。ドルが下がるのだから、円は上がるし、金価格も上がっていった。

 私は、日本円、ゴールド、債券、米国優良株のアセット比率を高めた。特に、日本円は、ドル高ピークアウトの恩恵をわかりやすく享受でき、リスクフリーな通貨なので、シャープレシオがいいと思われた。ゴールドも同様だ。実際、日本円高やゴールド高に進行したため、まずまずな判断ができたと思っている。「先進国債券」や「米1-3年債券」や「米7-10年債券」は日本円の上昇に追い付けなかった。超長期債(EDV)や2621(米20年債ヘッジ有)は、リスクプレミアムが日本円の上昇を上回った。米国優良株は下落した。PFの債券全体ではトントン。

・中国株(総悲観・手のひら返し)

 意外過ぎて気づくのに数か月遅れたのが、中国株の底打ちや、ドイツ株、イギリス株の上昇だった。中国は、10月16日の中国共産党全国代表大会習近平が異例の続投し、ゼロコロナ推進策に従った官僚で主要メンバーを固めなおした。2021年2月に「プラットフォーム経済分野における独占禁止ガイドライン」が出て、中華ハイテク業界が利益減少し、2021年8月には「共同富裕」政策により更なる締め付けが続き、2021年11月には、レッドライン等の不動産への資金調達規制によって中国恒大集団がデフォルトに陥って、3年間のゼロコロナによる経済停滞といった下落要因がずっと続いていたからだ。下落し続けた中国株も、2022年11月の米CPIミスを機にトレンド反転している。まさか中国株が米CPIミスのタイミングで反転するとは思っていなかった。その後、2022年11月13日に中国人民銀行は貸出緩和策を、2022年12月7日にはゼロコロナ解消を、2023年1月7日には中国人民銀行は巨大IT企業の是正完了を発表した。これらマクロ的な反転要因より先だって、米CPIミスで底打ちしたのである。

・その他資産

 ドイツ株はエネルギー価格下落を機に反転、イギリスはトラス首相退任を機に反転といったところもあるのかもしれない。2023年1月になってからは、BTCまで上げ始め、利益減少を続けていたFBでさえ、100ドルから150ドルに上昇した。ドル安、他全面高である。

 2022年12月20日には、日銀が10年金利買オペ水準を0.25%から0.50%に引き上げ、これによって日本市場も活気づいた。市場金利は徐々に上昇し、債券が0.54%になっても売られ続けたのは印象的であった。即座に0.50%に張り付くものだと思い込んでいたが、後からデータを見ると数週間猶予があったから、そこはねらい目であった。日本のコアコアCPIも2%を超えて数か月経っていたので、ついに利上げか!と世界中のマーケット参加者が騒いでいた。一方で、イールドカーブコントロール当初の目標である、物価・賃上げスパイラルには到達していない。春闘やその他賃上げが続くまでは、イールドカーブコントロールを続けるというのが日銀の経済の論理である。「これは、賃上げではない」という黒田氏の発言を理解するのに1か月かかった。イールドカーブコントロールを続けるための債券市場へのテクニカルな調整という説明で、筋が通っているようだ。1月18日の日銀金融政策決定会合では、共通担保オペによって、さらに債券市場へのテクニカルに調整を続けた。利上げせず、債券市場も何とかする手段があったのかと驚いた。共通担保オペによって、金融業・実需は資金調達を続けることができ、しかも0.175%という低金利で借りれるのだから、銀行株はボーナスまでもらえたという構図である。

 

2023年上半期かふかふグローバルマクロ戦略

1.米ドル安・あるいは米ドルニュートラルな相場へ

 米CPIのピークアウトは、市場参加者全員の公知である。従って、大きく米ドル安に市場は推移したし、大部分を織り込んでいる、と思っている。ドルインデックスは、1月12日から1月30日まで落ち着いている。この期間に、日銀政策決定会合で何もしないサプライズ、米PPI前月比0.5%低といった激しい発表があったにも関わらず、ドル円は大きな変化をしなかった。すでに大部分を織り込んでいるのではないか。

 ドル円の水準感をどう考えるべきだろうか? 利上げ時の水準を確認すると、2022年5月6日のFOMC金利0.75%、年末金利2.5%予想で、1ドル130円を織り込んだ。一方で、2023年1月現在からみた2023年年末の予想金利は4%(市場)や5%(FOMC)といった水準である。しかも、市場は、日本金利が1%を織り込んだ時に、1ドル128円であった。金利差3%程度でも128円だと市場は言っている。

 聞こえてくる「声」は、ドル円110-115円が多い。しかし、日米の経済統計や中央銀行、過去の市場参加者の動向を見るに、125-130円というのは、案外収まりがいいのではないんだろうか。したがって、かふかふ2023年末の米ドル予想は、115-130の範囲で仮置きしている。

 気持ち:米ドルニュートラルに130円を維持してくれたら為替考えなくてよくて楽だし、本業の利益(ドル連動)増し増しでありがたいのだが。

2.かふかポートフォリオ2023戦略

超長期でみた株式80%、債券10%、ゴールド10%を目指して、機動的に日本円を転換していく。変更なし。1年間大きく買ってないから日本円が30%くらいになってきた。

日本株

 今更だけど、2022年10月ごろから、日本株というものを調べた。円高読みで持つべき資産が分からなかったからだ。日本市場全体は、円安で利益増し増しな半導体連動市場なので、円高反転を待ってもずっと買う気がしなかった。

 1489(Nikkei225高配当50,経費率0.3%、配当5%)や1651(Topix100高配当40,経費率0.2%、配当3%)は、コロナショック後は常にひたひたと上昇していて良かった。銀行・鉄鋼・商社といった超バリュー(PE ratio 5多め)・そこそこ内需・安定銘柄群だ。PFの1%ほど買った。

中国株

 長期では持ちたくない政府リスクがあるが、持続的な高い上昇を見せている市場である。2021年にはもうやらんといったが、「2023年1月7日、中国人民銀行は巨大IT企業の是正完了」をきいて、また買った。PFの1%くらい。

米ハイテク

 1月30日現在、MSFTやTSLAの決算悪いのに急騰し、相場の底を過ぎたと思って買い増した。PFの数%だ。高金利が不利なのは変わりないセクターなので、適度に手放す。

ゴールド

 買い続けてPFの10%程度くらいになった。

債券

 米金利上昇したのもあり、PF理論的にも株式と逆相関することからPFの10%を目指している。米債券が日本円に負けているうちは買いたくなくて、円建てで考えると、全然買い場が来ない。PFの1%程度。米ドル定期預金が5.0%なので、ドル安待って買いたい。あと米長期債券買いたいが、売買手数料無償がなくて、手数料のかかるEDVになってしまうのが迷いどころ。先進国債券の投信は良い選択肢。

実は、ドル安の影響で、新興国債券が最も上昇している資産であるが、買い付け手段は未検討。新興国債券の不安定性も長期持つのが難しいが、買い付けポイントというのは探せばあるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年かふか投資計画と予算計画

あけましておめでとうございます。

 

資産の棚卸をしました。

 2022年Q4は円高リスクを嫌って、クレカ積立/NISA/DC以外は日本円のまま残してきました。株価変動と為替変動が同程度だったので、株式のリスクプレミアムがゼロに近いと考えていたためです。

かふかポートフォリオ


 2023年Q1は債券比率をPF10%目指して買っていこうと思います。2022年11月11日の米国CPIが下振れし、2023年1月6日の欧CPIが下振れしたためです。利上げのピークは近いと思います。銘柄に関してはeMaxisSlim先進国債券、AGGを考えています。

 ゴールドに関しては現在9.3%あり、大きくは変動させず、PF10%程度を維持する予定です。

 株式に関しては金利水準の安定を確認してから全世界株式を一括で買い増したいと考えています。個人的には、EU圏がエネルギー価格ピークアウトで経済底打ち予想(2023年1月6日CPI)、途上国圏が米債務負担減&脱中国の動きで反発予想です。また、2022年12月20日の日銀の利上げには驚きました。続く「金融政策決定会合」は、2023年1月17日、3月9日にあり、総裁変更後、4月27日、6月15日と続き、動向を把握したいです。短期の円高振れシナリオも現実的であり、それを待ってから日本円を株式に変えるやり方もありだと思っています。

 

2023年の予算を立てました。
中央値7%リターンであれば、資産収入が生活費を上回ってFIRE水準となります。

予算


今年も資本主義の加速と進展をよろしくお願いします。

2023年市場予想 6つのシナリオとリスク削減アセットアロケーション

かふか予想

 利上げがクライマックスに迫り、今後の金利動向が資産価値にとって重要な局面である。私は、金利維持、あるいは、やや減少をメインシナリオとして予想している。この場合、ドル建て資産がJPYで考えると維持ないしは下落するので、ゴールドやJPYに投資妙味がある。

 金利とは独立して米企業利益のパターン分けを行った。というのも、アナリスト予想では増益だが、アノマリー煽り系Youtuberでは利益マイナス成長(”リセッション”)の予想が強く、確度の高いコンセンサスが無いからだ。企業利益は米金利操作によって操作可能な金利水準となっており、インフレの収まりもほぼ予想されるなか、企業利益の大幅減リスクはFRB金利操作によって回避することも考えられる。また、私は、2022年3月のマイナス成長、6月のマイナス成長から2022年9月のプラス成長を重要視しており、下落の局面は過ぎているのではないかと思われる。総合的に鑑みて、利益微増をメインシナリオと予想している。

 

アセット

 これらのシナリオにおいて、いずれも高金利な水準かつ、大幅利益成長を見込める段階でもないことから、優良企業がもっとも優位なのではないかと考えている。

 また、高金利であることや金利のピークアウトも見込めるようになってきたため、数十年ぶりのゴールドや債券にも分散するポートフォリオが安全性が高いのではないかと考えている。

 

 

以下、シナリオの説明。

シナリオ6分類

シナリオ1(増益、金利維持)

 実現可能性:高?

 →アナリストのコンセンサスは、S&P500のEarningsが210(2022)→220(2023)と増益シナリオ。FF金利はCPIという住宅価格の6か月遅れの指標を重視しているので、3月~9月くらい維持する可能性が高い。

 アセットアロケーション

 →株式フルインベストが優位

 

シナリオ2(増益、金利低下)

 実現可能性:低?

 →CPIが"急落"し、急いで金利下げるパターン

 アセットアロケーション

 →株式も、債券もゴールドもUSD建てで爆上げするが、JPYも上昇する。利下げの水準次第だが、米債券/JPYはマイナス側か。円建てでみれば、ゴールドがわかりやすい上昇。米国株もPER上げて円建てでも十分なプラスか。半導体関連やレバナスが輝く。

 →→株式とゴールドが優位。

 

シナリオ3(利益維持、金利維持)

 実現可能性:高

 →利益成長が止まってしまうパターン。

 アセットアロケーション

 →優良株と債券が優位。

 

シナリオ4(利益維持、金利低下)

 実現可能性:中

 →短期投資家やアノマリー煽り系Youtuberにみられる意見。やや中庸的なシナリオ。

 アセットアロケーション

 →優良株とゴールドが優位。市場動向次第ではBTCに妙味も?

 

シナリオ5(利益低下、金利維持)

 実現可能性:低い

 →利益が下がったまま金利維持するのは、反発が強く、政治的に難しいか。

 アセットアロケーション

 →優良株、債券が優位。

 

シナリオ6(利益低下、金利低下)

 実現可能性:中

 →短期投資家やアノマリー煽り系Youtuberのコンセンサスか。彼らはなんで株式だけずっとやっているのだろうか。

 アセットアロケーション

 →ゴールドや日本円が優位か。市場動向次第ではBTCに妙味も?

 

 

その他の独立事象

・中露中東リスクと石油価格(米外交)

 中東と米国の対立が深まっている。高い石油価格維持がメインシナリオか。外交、選挙、支持率など予想が難しい事象の影響が強い。

半導体産業(CHIPS法)

 中国と米国の対立が深まっている。SOX指数採用米国半導体企業にとっては追い風か。半導体産業はまだまだ高い利益を出しており、需要も高いので、コスト構造や設備投資環境改善すれば、爆上げする可能性も考えられる。不確実性が高く、優良企業投資には安定感には劣るか。

ヨーロッパのインフレとエネルギー/財政政策

 米国はターミナルレートが見えてきて、企業利益も高い水準を維持している。一方で、ヨーロッパはインフレの終わりがまだまだ見えておらず、利益構造も悪化し、GDPマイナス懸念も強まり、家計のエネルギー価格負担も重たい。政府当局は難しい判断の多い局面であり、不確実性が高い。

 

グローバルマクロ投資リスクとそのヘッジ手段について

資産額推移

・家計簿のベンチマーク(SP500)を円建てで再計算しました。

 - ベンチマークをアンダーパフォームしていました。

 - ベンチマークではFIRE達成率100%を2年間維持していました。

 

資産とKPIの推移

Google Finance - 株式市場価格、リアルタイムの相場、ビジネス ニュース

 

・為替を考えればSP500は右肩上がりです。

為替

超長期グローバルマクロ

・市中の米ドル($M2SL、FEDERAL RESERVE)は大幅な右肩上がりです。

 - ドル以外を資産分散すべり根本的な理由です。

 - マクロ経済学的に言えば、経済成長に合わせてドル流通量の増加は必須です。

・米FF金利($FEDFUND)は、5年周期くらいで変動しています。

・$JPYUSDは、米FF金利と概ね逆相関です。短期的には「円を売って金利の付くドルを買う動き」、長期的には「購買力平価」と関連するといわれています。

・これらに対して、株式、債券、ゴールドは激しく変動しならが上昇しています。

相場概観

TradingView – すべての市場を追跡

 

株式ヘッジ

・株式は値上がり幅も大きいですが、値下がり幅も大きく、ヘッジしたいです。

 - 株価低下するとき、金利変動が小さいなら、債券とゴールドが上昇しています。

    ⇒金利変動が小さいと既発債の価値が急変しないため、株価から移動したマネーによる債券価格の上昇が支配的な動きとなります。

 - 株価低下するとき、緩やかな金利上昇中なら、REITとGOLDがやや上昇しています。

    ⇒金利変動が大きいと既発債の価値が急落するため、債券はNGです。金利上昇と物価上昇が連動しているのでしょうか。

 ー 株価低下するとき、2022年くらいの高速な金利急騰では全てがダメ。

 

株価低下ヘッジ

・株式を持ちつつ、「株式を売る権利(Call)」を売るカバードコール戦略があります。

 - 大幅値上がりの際は、買い手にCallが実行されて限定利益となります。

 - 損益分岐点が株価よりやや上になります。

   (下図では株価75$、オプション利益5$なので、損益分岐点は70$となります。)

 - 下落時は、単純に損しますが、Callを売った分だけマシになります。

・下落相場に強いカバードコールですが、株式右肩上がりを基本と考えると、難しいタイミング投資が求められます。

・QQQのカバードコールETFであるQYLDは、2022年に価格はQQQと同等水準で変化(-27%,ドル建て)しましたが、配当金が10~14%(ドル建て)ついていました。

 

バードコール

・長短プットのプレミアム差益を得るpoor man`s covered putも面白そうです。

 - 長期オプションのほうがプレミアムが高いです。

Poor man’s covered put (PMCP) で安全に空売りをする|カガミル@東大卒医師の投資と子育て|note

 

物価ヘッジ

消費者物価指数CPIは基本的に右肩上がりです。

 - 資本主義経済では物価が年間2.0~2.5%上昇するのが望ましいと考えられています。

 - 経済規模の成長に合わせて通貨流通量の増加が必須であり、これに連動して物価成長するのが健全であるからです。

リーマンショックではCPIが急落しましたが、GOLDは上昇しています。GOLD以外のものの価値が棄損されたと考えるよりは、住宅バブル崩壊で資金移動が起きたためと考えるべきでしょうか。そうであれば、再現性は低そうです。

・CPIが急騰したのは、簡単にデータ取得可能な2000年以降のデータでいえば、2022年だけです。(1980年代も頑張ればデータあるかもしれません。) このとき急騰したのはコモディティです。これは「新型コロナウイルスによる物流系の停止⇒再開による需要急増による負荷」と「ウクライナ-ロシア戦争による資源・エネルギー・食品の供給量の急減」によると説明されます。CPIとコモディティは理屈上も紐づくので、CPI急騰によるコモディティ上昇は再現性が高そうです。一方で、通常、コモディティ自体の資産価値は下落しますので、難易度は高めです。

CPIヘッジ

円高ヘッジ

・$JPYUSDが主要な為替であるため、円高のときは、当然ドル高になります。

円高のときには、ゴールドの急騰が見られます。

 - 通貨のようにXAUと呼ばれることや、元々世界通貨であったゴールドの機能から考えると再現性は非常に高いと推察されます。

円高ヘッジ

 

米国株式

・株価は、EPS(利益)×PER(倍率)に分解できます。

・EPSは、毎年大幅上昇しています。

 - 2022年,2023年もなんだかんだ言われながらも上昇しています。

・PERは、市場の期待とも言えます。利益率や利益成長が高いとPERも上昇します。

 - 2022年はFF金利急騰に伴う大幅業績悪化を懸念してPERが30%以上下落しました。

株価=EPS×PER

Yardeni Research

 

・2022年3月、2022年6月とEPSが下落しており本質的価値も下落が懸念されましたが、2022年9月も昨年よりは成長しました。

 - 2023年は倒産や金融危機による下落がマーケットでは不安視されていますが、現実はどうなるのでしょうか。

EPS

S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス

 

日興アセットマネジメントからTracers S&P500 配当貴族指数が出ました。

 - 経費率0.2%(従来は1%程度)、64銘柄均等分散、25年連続増配大型銘柄です。

 - 指数の動きは2002~2013年は年率5%程度アウトパフォームし、その後は同等程度と優秀です。なおかつ、ボラティリティは60%程度に低減されています。

 - 連続増配銘柄のエッジは、安定的に利益創出・利益成長可能なビジネスモデルを有していることです。そうでないと連続増配は難しいと推察されます。

・2013年~2021年は、VGTやVHTがオーバーパフォームしていますが、これは低金利グローバル化経済による高利益率・高利益成長の恩恵を受けているためだと考えられます。

 ー 今後の経済は、欧米 VS 中国・ロシア・中東(資源大国)みたいな構図になるのでしょうか。これによって高インフレが続くのでしょうか。国際協調・低金利であればVGTやVHTがよく、国際分断・高金利であれば連続増配銘柄が良いという具合でしょうか。わかりません。

配当貴族指数

・配当貴族銘柄の高成長銘柄ランキングです。調べます。

配当貴族銘柄

fund detail|日興アセットマネジメント

日本株

・今後、米金利低下(例えば2022年3月に5%⇒2022年末に3%)となると、円高になります。

・円安のうちに持つべき資産は、日本株だと思いますが、何がいいのでしょうか。

・NI225もパフォーマンスがずーっと悪く、かつ、円安メリットのある輸出型製造業が多く、円高とともに利益減少が懸念されます。

・高配当銘柄群はどうなんでしょうか?

日本株なんもわからん。

円建て高配当銘柄

 

・SBI銘柄スカウターで絞り込むといい感じの銘柄も複数出てきますが、いい感じの指数はありません。

SBI証券のスクリーナー

SBI証券|株・FX・投資信託・確定拠出年金・NISA

 

債券・金利

・グローバルにみて、2年金利は急騰しています。2022年のテーマは金利でした。

2年債金利

Koyfin | Advanced graphing and analytical tools for investors

 

・年限・カントリー様々な債券ETFです。

金利変動幅よりも為替変動の影響が大きいです。

 - 2年債は上昇しているように見えて、円安です。

円建て債券価格トレンド

・SBI銀行では、円→ドル転が3銭(相場は25銭)ででき、ドルのまま3か月で年利4.5%で回せるのは魅力的です。

金利と同じくらい重要なのは為替リスクです。

SBI外貨定期預金

外貨定期預金 | 外貨預金 | NEOBANK 住信SBIネット銀行

 

ゴールド

・ゴールドの下落要因は、金利急騰です。

ゴールド価格変動要因

・ゴールドの上昇期待は、国際分断や金利下落です。

ゴールド見通し

2022/10/25 ピクテ・ゴールド マンスリー・アップデート<塚本卓治> - YouTube



 

 

 

 

 

 

 

 

2022年、逆金融相場の売買履歴を振り返る。【秘密のポートフォリオ公開】

年初のかふかポートフォリオ

株:125~175%くらい?米国高め。個別株5%くらい。レバレッジはナスダックとヘルスケア。

債券:ほぼ0

ゴールド:ほぼ0

USD:1%くらい

JPY:ほぼ0

 

今のかふかポートフォリオ

株:80-90%くらい米国高め

債券:数パーセント

ゴールド:数パーセント

USD:ほぼ0%(配当など)

JPY:10-20%くらい?(スポットで買っていないので余っていきます)

 

 

各口座の中身

確定拠出年金

・先進国株式(実質、米国株連動)を買ってます。

・全世界株式でも全米株式でもない理由は、それが選択肢にないからです。

iShares MSCI Kokusai ETF

楽天証券投資信託

アセットアロケーションの安全性・安定性を高めるために、ゴールド比率を5~10%まで上げる計画です。SMTゴールドインデックスを買っています。歴史的にもロジック的にも、金利を上げる直前まではゴールドが強いはずでした。実際は、金利上昇が急速&金利水準が高すぎて、急激にドルの価値が高まって、ドル以外がしにたえました。ゴールドもドル建てでみれば、少しのマイナスです。円よりは全然まし。

金利が動かなくなるor 利下げの局面ではまたゴールドも強いはずですが、金利4~5%で安定するなら、当初からの計画である債券でもいいし、むしろ債券がいいよねって話。ということで2022年後半は金利見通しをにらんで、債券のタイミング投資を見計らっています。債券なら金利4.3%でも十分すぎるポートフォリオが組めるけど、金利5.25%見通しとか言われるから、まだ様子見です。

・その他米国株など買っています。

・Tracersのグローバル2倍やS&P500ゴールドプラスは、レバレッジ2倍ながら経費率0.20%と比較的優秀なので試しに買いましたが、レバレッジの本質が米国ドル借り入れなので、短期金利4.5%ではわりに合わないのですぐに辞めました。偶然10%儲かりました。

楽天投信

楽天証券日本株
・投信より実質コスト安いじゃんと思って始めました。

・米国株ETFを買っています。

・為替ヘッジの本質が米国ドル借り入れ&ホールドだと理解していなかったため、2563で痛い目を見ました。SP500はヘッジ無しの2558でいいと思います。

 

楽天証券(米国株)
・個別株を買いたくて始めましたが、売買手数料0.5%なのと、日米二重課税(米国外なら三重課税)、個別株のボラティリティが割に合わないので辞めました。

・TDOCのリモート医療は応援の気持ち満々でしたが、想定外の敵(AMZN)と金利上昇で半額くらいで損切りしました(初めての損切り

・ADMの穀物事業はウクライナリスクで暴騰したので売りました。

・余らせたドルでGLDMや米国優良株VIGを買いました。また余ったドルは144円で円転しました。

 

 

楽天証券(米国株)


SBI証券(投信)

・全世界株式、全米株式を買っています。

・昨年に全売りしてなかった、残りの債券レバレッジETFを半額で損切りしました。

逆金融相場でリスク要因でしかなかったですね。

・むしろ、利上げ局面では債券の空売りが強かったのではないでしょうか?米利上げはみんなの共通認識だったが、それでも債券を買うのは超長期投資の機関投資家(年金基金とか)なので、ロジカルに投資してもっとも勝ちやすい相場だったと思いました。ポジション持ってない妄想です。ただ、今買うのも金利4%→5%or over を見込むなら一考の余地がありますね。

利上げ局面の債券売りETF TMV

・同じく昨年に全売りしてなかった、残りの3倍レバナスも売ってます。これは半年かけて段階的に売り続けており、半年で60%利益、10か月で10%利益になった段階で全売り。Q1のテーパリング中は金融相場って信じてたけど下げたのは想定外でした。怖いですね。Q2で利上げ局面の段階で手放しました。個別株と違って、シャープレシオ的にもポートフォリオ全体でレバ1.75倍いけるという確信をもって大きく賭けれたので、利益額も高めでした。

コロナ後半相場のレバナス

SBI証券(米国株)

・主に、米国株を買っています。

半導体、BTC連動のMARAは半額未満になって放置してます。元々少額なので、ポートフォリオ全体への影響は軽微ですが、大きく賭けれる自信がなかった時点で、その株は一流ではないので、やらないほうがよかったのかなと思いました。半導体レバレッジがかかっているのは、ボラティリティ高くとも現状維持ならレバに見合う&1倍の経費率がなぜか高かったからです。ボラティリティは分析済みでしたのに手を出したのは、明確な反省点ですね。

SBI証券(米国株)

・ヘルスケア3倍も、レバナス同様に、シャープレシオ的にもポートフォリオ全体でレバ1.75倍いけるという確信をもって大きく賭けれたので、利益額も高めでした。90~100ドルで買って、140ドルくらいで売るか迷って売らず、逆金融相場も厳しくなって上値も厳しく110ドルで売りました。為替もプラスして、ドル円110円で仕入れて、ドル円135円で売れて、かなりお得でした。

・ヘルスケアは歴史的にもシャープレシオが高くて好きです。最近10年~20年のテックもそのはずでしたが、揺らいできています。「ドットコムバブルと違って、今はテックは生活必需!」と私がよく唱えていましたし、これ自体は変わりないです。

CURE

ヘルスケア

モザイクはウクライナリスクの肥料銘柄で購入後25%上昇しましたが、売りタイミングわからず、株価も見ず放置してたら元値に戻りました。

MOS

・こう色々見返してみると、私の買った個別株もどれも20%くらい含み益出ていますね。去年のUnityは2倍になった(そこで売らずに元値)し、TSLAや20%で売りました。BTC連動のMARAやMSTRも20%利益でいったん売ってましたし。

・最近読んでいる『マーク・ミネルヴィニの成長株投資法』でも、売りタイミングが重要で、ミネ先生は売りタイミングを決めたらシャープレシオよくなったとか、2,3倍になった成長株はそのうち元値に戻ることも多いとか言ってました。長期投資目線でしか株を買ったことないけども、短期利益20%出たら売るor 指値を常につけておくといったルールを作れば私でもアリかもしれないと思いました。基本的に、個別も短期もやるつもりはないけど、また2年後くらいに金融相場の兆しが来たら興奮して買っちゃうかもしれない。

 

SBI証券日本株

・SP500を買っています。

 

MANEX証券(投信)

・SP500を買っています。ポイントビビるほどつきました。

・3口座目は、ポイントが持ち分把握のための作業時間に見合わないなと思っています。

 

終わりに

バフェットら著名投資家を見習って、売買したときには理由と記録をつけるようにすると宣言しましたが、できていなかったのでまとめて実施しました。

想定外はテーパリング中にも株価を下げ続けたことと、金利が2%とかをはるかに超えて5%見込んだことと、日本円の価値が30%近く下落したことと、ロシアが宣戦布告したことです。

過大な勉強代は、為替ヘッジ有でもなしでもそんな変わらんやろ&貸株金利高いほうがいいやろで、為替ヘッジ有の米国株式を買っていたことです。為替も為替ヘッジもその仕組みも興味持っていなかったのはよくないですね。次回に活かします。

日本円がやたらと安いので、日本の安定成長&優良&国内経済系企業ETFがあれば買いたいのですが、ありますか?弊社含めて日経225はドルで利益稼いでるから、円高は業績リスクがあって買いたくないのです。

レバレッジは良い感じに利益残して手放せました。よかったですね。次回も楽しみです。

最近はいつ債券買うかばかり考えています。

 

 

 

投資信託か国内株式か外国株式か。債券投資戦略を考えながら〜

はじめに

アセットアロケーションの最適化に関しては、モデルや数値の方針を決めさえすれば理想のポートフォリオが得られる。

一方で実際に手にする証券に関しては、コストとそのバラエティには検討の余地がある。というかまとまったサイトがあまりないし、いつも忘れて1から調査するのでまとめておく。

以下は楽天証券などで得られた情報を元にしている。

 

(AIでテキトーに書いたstockmarket。特に意味はない。)

 

 

経費の全体像

国内株式

取引手数料は百万円までは無料。

経費率は0.15%付近とやや高いが貸株で0.1%以上貰えるので実質的には0.05%程度と安い。

配当金を受け取るたびに20%課税され、年利2%でも0.4%即座に納税のため、複利効果が50年で0.14%減少する。

10年後売却するなら実質総コストは0.51%程度。

50年後売却するなら実質総コストは2.64%程度。

 

外国株式

取引手数料は1%と非常に高い。もし日本円しか持っていない場合は追加の為替コストが0.12-0.5%と非常に高い。

経費率は0.04%程度と非常に安い。

配当金を受け取るたびに30%課税され、年利2%でも0.6%即座に納税のため、複利効果が50年で0.44%減少する。

10年後売却するなら実質総コストは1.53%程度。

50年後売却するなら実質総コストは3.56%程度。

 

投資信託

取引手数料は基本無料

経費率は0.1%のように見えるが、取引手数料や監査費用を全員で負担する隠れコストがあるため、実質コストは0.2%程度となり、やや高い。

配当金を再投資できる制度があり、納税繰り延べによる福利効果を受けられる。(年利2%なら50年で0.5%未満)

10年後売却するなら実質総コストは2%程度。

50年後売却するなら実質総コストは10%程度。

 

 

重要なコスト影響因子

外国株式は取引手数料と為替コストがバカに出来ない。

投資信託は隠れコスト分だけ増加し、国内株式は貸株利率の分だけ安くなる

投資信託における配当金再投資による納税繰り延べ効果は、かなり低い(年利2%の配当金を仮定)

 

 

銘柄の多様性

 

観点

株式とのヘッジによるシャープレシオの最大化には、むしろボラティリティがある方が効果的なため超長期債券が望ましい

市場ポートフォリオを持つという観点ではFTSE世界国債があると良い。

日本国債名目金利ほぼゼロ実質金利マイナスなのでFTSE世界国債除く日本が望ましい

為替はゼロ和ゲームであるため、為替を予測しないならヘッジコストの分だけ損である。2022年の米金利と連動した為替相場といった歪みがある場合はその限りではない。

 

 

国内株式の債券ETFの特徴

ヘッジ無し超長期米国債がない

ヘッジ有り超長期米国債2621なら有る

7-10年米国債2647,2838ならある

FTSE世界国債除く日本2511もある

 

投資信託の債券ETFの特徴

超長期米国債がない

FTSE世界国債除く日本であるeMAXISSlim先進国債券がある

債券レバで最も経費の安いUSA360がある

 

米国株の債券ETFの特徴

何でもある。

 

 

(AIで気合を入れて描いたイラスト。特に意味はない。)

 

今後

米利上げを終えたタイミングで2621を購入する。

テーパーリンクと利上げが目前に迫ったため2021年10月に債券をほとんど手放しており、それ以降アセットアロケーションが歪んでいる状態であるため。

 

タイミングの理由 米金利のダイナミズム

金利が下がるときに債券価格は上がるので、金利が下がる前に買う。

金利は今2%くらいで、4%くらいまで上げることが見込まれている。

一方でシーゲル氏やキャシー氏など、コモディティ価格等のデータからインフレはもうピークアウトしているとの見解もある。FRBの見ている消費者物価指数は遅行指標かつ住宅影響が高いという批判がある。

超長期の景気中立な米金利は2.5%であり、遅かれ早かれ振り子は逆に動き出すだろう。いつかは分からないが金利2%、1%と下がっていくだろう。

AIイノベーションによりあらゆる産業の生産コストは指数関数的に下がり続けており、長期ではむしろデフレが課題になるだろう。

2023年初頭で米金利4%くらいでピークアウトが予想されている。

為替ヘッジの理由 為替の変動因子

ここ半年で急激な円安が発生した。

2022年は何よりも円安メリットが大きく寄与した相場であった。

円安は米金利と素直に連動し続けている。

先述の通り米金利のピークアウトが見込まれる。

日銀がドル円145でドル売り為替介入に入った。

これらの状況から数年スパンで観て、円高リスクのほうが高いと考えている。ただし円高の程度は不明で全く予想が付いていない。

22年3月 ゴールド投資に関して

■かふかポートフォリオ変化

クレカ積立→全世界株式、全米株式

余った給与→ゴールド

ゴールド比率を8〜10%くらいまで高めた。インフレ、利上げ、株式業績低迷の見込まれる今年一番いいアセットクラスだと思っている。

 

■長期市場サイクルと現状認識

高いインフレ相場

→引き続きドル、円、債券ではなく、実物資産を持っておくのが良い環境である。その理由は、ドル、円、債券は7%程度の高いインフレにより実質リターンはマイナスだからである。この傾向は、今後1年〜2年くらい続くと予想する。市場参加者の視野は概ね前後3ヶ月程度であるため、年末くらいにインフレ持続動向、業績相場動向などなど再点検する。

 

市況・業績・PEレシオ(株価/利益)

株価の変化要因は煩雑だが以下のように整理される。

短期的には、高いPEレシオへの回帰、反発が難しい市況であると思われる。2021年はSP500のPEレシオ22倍と高い水準を維持しており、この主要因は極端なマネーサプライの増加である。単純に考えればインフレそれ自体がPEレシオの増加要因だと推察されるが、市場が先に動いた結果である。

2月、3月のPEレシオの低下要因は、利上げ折込による株式現在価値の低下であり、コロナショック前のPEレシオ19倍まで低下した。

かふかは、PEレシオ19倍で落ち着くと考えていたが、行き過ぎるのは相場の常である。

ゴールドマン・サックスのSP500のEPS見通しによると株式業績見通しが更に低下しており、これによりさらに株式現在価値が低下し、さらにPEレシオの低下が見込まれる。ヤルデニレポートの2022年末見通しが19倍から16倍に下がっており、かなり悲観的である。

 

歴史を参照

利上げ開始時期〜次の金融相場まではゴールドが株式よりアウトパフォームないしは同等程度のリターン。あと2年くらいはゴールド優位と想定している。

1970年代の高いインフレ、「株式の死」と呼ばれる傍らゴールドが上昇。いまの高くて持続的なインフレと重なるのではないか。2021年までに膨らんだPEレシオ22倍という株式への高い期待も、「今思えば」株式不利を想起させる水準だ。

100年くらいの視野でサイクルをみてみると、米国の債務額増加(ドルの価値の下落は終わらない)、世界的なプレゼンス低下が続いている。ものすごいインフレを正すたまに、政府はゴールド価格を高く再設定する(1930年代世界恐慌、1970年代ニクソンショック。)ことも。

最近、レイ・ダリオの新書やゴールドの歴史本を読み進めており、その影響が強いかも。

かふかPFと資産推移。利上げ相場の株式・債券・ゴールドのタイミング考察。

■かふか財務報告

かふかのポートフォリオ

1月と大まかに変化なし。

引き続きクレカ投信で満額VTを積み立てています。

余った賞与でVTIを適当なタイミング投資。

積立NISA枠は、続く考察もあり2/24になってやっと一括購入申請。

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20220104かふかPF

以下の点に後悔しています。

①利益成長予想が20%くらいから10%くらいに大きく下がった。それに気づいた1月25日やその後1週間くらいの間にじっくり考え、レバレッジ比率をさらに下げておくのがケリー基準から考えて正しい。

https://twitter.com/invskf/status/1485936865887002633

②2月10日にはゴールドが強い相場だったと遅れて気づいた。ゴールド比率上げるようなリバランスを行うのがリスク圧縮もできて正しい。

https://twitter.com/invskf/status/1491586378337234944

 

 

かふか純資産の推移

21年7月より、月一回(日時は不定)資産額を書き残すようにしたので、純資産額の推移を報告。

比較例として、投資無しの場合というチャートを載せています。これは、給与所得から現金引き出し額とクレカ支払額を引いた金額を積み増した値です。

もう一つ比較例として、全てS&P500へ投資した場合を載せています。これは、資産額を書き起こした日のVOO価格をgoogle finance関数で持ってきて、月次変化率を純資産に掛けて足した値です。

未来のプロットは実績IRRで外挿した予想の値です。

 

1月、2月で大きく下げました。市場の下落と連動しています。

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市場調査

なぜS&P500はキャッシュよりリターンが低かったのでしょうか?

そもそもコロナ対策によって、ドルが急増したので相対的にドル以外の価値が上がっており、これと連動するように株価が凄まじく上昇しました(金融相場)。

M2 MONEY STOCK(WM2NS)は出回るドルの総額です。

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S&P500とM2 money supply(WM2NS)

これは、PERの変化からも読み取れます。2020年は、PER=19程度からPER=22程度まで上げています。

2021年12月のFOMCではテーパリングの時期を圧縮することが示唆され、1月には利上げやQTの示唆もされ、ドルの価値の急激な上昇が見込まれました。これによって、実質金利の低下と妥当なPER水準が低下しました。そして今、コロナ前の水準までPERは下がっています。すなわち、金融緩和していない状態と同等な水準です。

これが、S&P500はキャッシュよりリターンが低かった理由です。

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今は株に魅了がないのでしょうか?

いいえ、むしろPERの水準からは妥当な価格で買える良いタイミングです。

また、EPSは成長し続け、2021年は50%成長し、2022年は7%成長します。コロナ中の高い成長は業績相場でもあると考えています。

すなわち、妥当な水準にあるPERを固定するとEPSの成長分7%程度成長する可能性が高いと考えます。もちろんボラティリティの方が大きいので、これはかふかの中央値シナリオです。

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・仮想世界のQQQとリアルワールドのSOXX

先月に引き続き、半導体には、注目しています。ポートフォリオ分析を行いました。

設定来の14年のボラティリティから分析すると、S&P500と同程度のボラティリティで2倍のリターンを上げるようなポートフォリオが見つかりました。

このポートフォリオの強さは、QQQとSOXXに意外と分散効果があること、これらのリターンが高いこと、EDVでボラティリティ低減効果が見込める時代であったことの3点によって説明できます。

インターネットと半導体以上に利益を出せる分野が見いだせない限りは、最適ポートフォリオだと思っています。

実際的には分散効果を高めるためにオルカン、全米株式、楽天VYMをいくらか加えてマイルドなポートフォリオにするのが良いと思います。

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Portfolio Optimization

 

 

・カウンターバランスである米国長期債

上記のポートフォリオではEDVがSP500と同ボラティリティに下げるための必須の資産クラスとなっています。

しかし、実質金利マイナスで、利上げの局面であるEDVは、いま、最悪の資産です。いまは、GLDMで代替するのが賢明です。

今後、2023年に、利上げが上限近いと思うような局面になれば、EDVはリスクを最小化できる最高の資産になるでしょう。実際に購入する資産としては、USA360を買いなおそうかと考えています。

 

・ゴールド

ゴールドは一昔前までは通貨と同等の扱いでした。それは、希少性があるからです。現在、ゴールドは年間2waight%程度発掘されています。

一方で、通貨はゴールドの発掘よりも容易に雑に発行されます。それは経済成長と切っても切り離せないからです。通貨発行量を増やせなければ、これが経済成長の上限になってしまいます。

現実はさらに凄まじく、経済成長の水準を通貨発行量が大きく上回っており、驚くべきことにここ2年間でM2 money stockは50%も増えています。

 

このような希少性の差がゴールドを持つべき理由の源泉です。

 

そして、利上げ開始直後は、歴史的にゴールドが上昇する傾向にあります。

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利上げとゴールド

 

ウクライナとロシアの戦争

特に米国大手企業が大打撃を受ける理由ではないので、ウクライナリスクによる暴落は買いタイミングだと思います。

しかしながら利上げや市場環境の急変は買いタイミングではないため、難しい相場です。そこで本稿ではPERの水準で妥当性を考えました。

 

 

2021年11-12月:FIRE水準達成しました。2022年の相場観(FFレート,業績相場)と注目市場(SOXL,BLOK)

■個人的なニュース

〇FIRE水準達成!

・6か月ローリングリターンが生活コストを上回り、10-11月は、実質的に給与を使わずに生活ができました。

・12月も十分にリターンは高かったですが、豪遊したため未達です。

・私が投資を始めた2020/8からずっと米国株は利益成長率が高いです。低迷期になる可能性にも備え、引き続き労働者をやっています。

 

 

〇かふかポートフォリオ

・株式は90%でうち、85%がETF、5%が個別株です。

ポートフォリオ全体のレバレッジ率は145%です。

・株式のほか、ゴールド7%,債券3%です

レバレッジで実効的なリスク比率への換算後で、米国株が含まれるETFは87%あり、うち39%はQQQ,QLD,TQQQ関連です。

 

まとめると、最大のリスクは米国株、大手テックであり、レバレッジ145%かけており、添える程度にゴールドと債券で分散投資をしてます。

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20220104かふかポートフォリオ

・11,12月の売買としては、11月初旬の爆上げで利益70%超えてきたTQQQをピークで減らし、遂に利上げが想定されてきて債券を減らし、VOOを増やしています。個別株も引き続き減らしています。

・売買目的はすべて利上げに備えたリスク削減です。

 

■市場調査

S&P 500 EARNINGS AND ESTIMATE REPORT
S&P 500 EARNINGS AND ESTIMATE REPORT - Google 検索と検索すると、最新のSP500の公式の統計がでてきます。

・利益成長について整理すると、ヘルスケアとテックの高い利益が継続していることが分かりました。

リーマンショック等の低迷期においても、利益がマイナスになるのは1か月程度というのが意外なデータでした。期待で株を売買するとはこのことですね。市場サイクルを考慮すると、低迷期においても微利益の出るセクターは強いですね。

 

 

〇FFレート利上げ局面:業績相場

FOMCによると、21/4~米国短期国債の利率(Federal Fund Rate,FFレート)を上げるという3か月前倒しの方針でした。

・過去の利上げ期間のデータを見てみると、ゴールド、テック、ヘルスケアが強かったです。

・また、利上げ中には暴落は少なく、利上げ停止局面でレンジ相場になり、株価暴落と前後して利下げとなるようなチャートでした。株の売り時は利上げ停止局面での冷静な判断が必要そうです。今は、ゼロ金利で2023年にかけてFFレート2%に向かう方針なので、2022はまだ上げる一年になりそうです。

 

・また、2022年のVOOの利益成長予想は10%、QQQの利益成長予想は17%がコンセンサスとなっており、株価も上がるのが順当な1年になりそうです。これについて日本語で整理された情報は、野村證券の週刊米国株式展望に載っています。

(https://www.nomura.co.jp/es/lp/retail/fstock/usmarket/pdf/usmarket.pdf)

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https://www.nomura.co.jp/es/lp/retail/fstock/usmarket/pdf/usmarket.pdf

 

■銘柄調査

〇全世界株式2倍レバレッジ:地球コンプリートが新登場。

レバレッジ2倍、信託報酬0.4%のようです。

・1倍のベンチマークも設けずに、複数の指数を組み合わせたオリジナルのようです。

https://twitter.com/invskf/status/1468516327443013632

 

ブロックチェーン関連企業ETF:BLOK

・投資には、リスク削減のため分散投資が有効です。最新のETF等の実績を見ていると、基本は米国株が強いですが、中でも強いのはQQQです。他に強いVT,VOO,VIG,VGT等はQQQとも相関性が高く、分散投資になりません。

・歴史的な分散投資先は、ゴールド、債券(米国、世界、企業)、REITなどの不動産、その他石油、食糧、希少金属等商品やです。実際の相場では、ゴールドよりビットコインが好まれ、リターンに恵まれていません。オールドエコノミーやインターネットを介して豊かになった先進国では投資先が飽和してきており、債券の価値が低くマイナス成長しています。成長しない商品の本質は投機です。

・最近の若者はゴールドじゃなくてビットコインを買うし、変化に強い著名企業群も暗号資産関連事業で利益を生み始めています。

・暗号資産関連は米国株の3倍程度のボラティリティがあり、銘柄分散も難題です。そこで、BLOK等の暗号資産関連事業を行う企業への投資が有効だと思っており、中でもBLOKが優れていると思いました。

 

 

半導体レバレッジETF:SOXL

・今世紀において米国株で利益が強いのはQQQに多く採用されているインターネット企業です。インターネットは仮想的な存在ですが、物理的な半導体に依存しています。インターネットと半導体は切っても切り離せない関係です。

半導体は目覚ましい利益と利益成長を続けています。

・インターネットと半導体は利益を出すタイミングが数か月単位でずれており、これが分散投資によりシャープレシオが改善します。

半導体投資の市場リスクとして、半導体特有の兆円希望の巨額投資が数年規模のサイクルがあることが挙げられます。更に悪いことに、最も有力と考えているETFであるSOXXは、銘柄数が30と少なく経費率も0.60%と高いことが挙げられます。(一方でこの3倍ETFであるSOXLは3倍にも関わらず経費率0.95%と1倍より割安感があります。)

・しかしながら、全セクターを破壊するインターネット企業が成長を続ける限り、半導体企業の投資と成長が求められており、実物の半導体×仮想のQQQというのは相性が良いと思っています。

 

 

 

〇利上げに備えたハイクオリティETF:SPHQ

・2022-2023に想定されている業績相場では、利益をしっかり出す、クオリティの高い企業か好まれると歴史的な相場観では想定されます。

・SPHQは、SP500に含まれるクオリティの高い銘柄群からなるETFです。

・その他の指標として、連続増配はクオリティの高さの裏返しと考えられ、VIGも良いと思います。

・SPHQはVTIやVOOとの差異が少なく、実際にはVOO(2563,貸株金利0.4%)への投資額を増やしました。

 

・このような考え方は、インターネット企業が市場を席捲する前の歴史的な相場観です。アップデートが必要な可能性もあります。具体的には、SPHQやVIGがQQQより優れたETFと断定するには、SPHQやVIGは利益率とその成長が少ない点が懸念されます。(とはいえ、リスク圧縮の観点ではQQQよりSPHQの方がよいと思います。)

 

 

〇ARKK銘柄でありメタバースの基盤:U

・なんかしらんけど半年でダブルバガーしました。やった~

 

10/19-11/1考えたこと:TQQQも仮想通貨関連株も想定外の利益

10/19-11/1

 

〇相場観
・歴史、全体観


・9月相場でプラスの人はすごいトレーダーで、10月相場でマイナスの人は運用の世界に来ないほうがむしろ幸せになれた人

 

・米国株投資家が軒並みマイナスリターンであった9月に、日本株個別(製造業、鉄道業など)でプラスリターン。

 

・銀行株が上げ始めるっていうのは景気上昇であって、これは利上げを始めるサインであって、ハイパーグロースの下げのサインになるのかな?
銀行株がピークアウトするのとハイパーグロースがピークアウトするのがどっちが先なのかな?

 

・10月の大相場は、単純に引き出しまくったキャッシュを再投入してるだけの短期相場だから、ニュースも理論株価も何も関係ないと思う。そのまま過熱して、買い手が減っていく。ニュース、金利、決算ミス、コロナ情勢みたいなところをきっかけにして崩れる可能性が高まるかな

 

・10/14~一気に突っ込んだのは、タイミング投資うまくいった。下げ続けるポートフォリオを見続けたからサッと動けたのかなと思う。以前までは下げてると見なくなって放置してたから復帰も遅かった。

 

・破壊的イノベーション

 

・バリュー vs グロース

 



〇TQQQ
・私のレバレッジ観。

 

・GAFAMの高成長期待で5月~6月の底でTQQQ購入。インフレ懸念等で決算に不安。GAFAMの決算が10/25週なので、これ次第ではTQQQすぐ逃げる準備。


・実際は、AAPL,AMZN決算ミスしたが、TSLAほか、QQQ銘柄が広く+リターンで更なる上昇。
・予想を大きく外し、TQQQ急騰。結果は嬉しい。

 

・VTIに対するQQQ優位性は持続するのか(相場として)

 

・レバナス手数料競争

 

〇仮想通貨
・BTC関連売るの早すぎた。これもリターンは得たが、失敗。


・かふかの分散投資の目的は、リスクヘッジ。9月のBTCUSDやMARAは米国株に逆らって上昇したので、得たかった利益。

 

・ロシアがドルリスクヘッジで仮想通貨を検討

 

・NFTにDisney、スクエアエニックスが参戦。

 

・SHIB観

 

〇銘柄
・TSLA上がるタイミング予見できたよね



・FBの自社株買いとEPSクリアについて

 



・VとBNPL

 

〇知識
・財務知識
企業経営は借入するほど、節税効果※(※利益-利払いに税金がかかる)で株主価値が上がる。
ただし借入が増えるほど、破綻リスクがあがるため、求められるWACC(利益)水準が上がる。

https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-12349.html…


・ファクター投資

 



・8%下げる銘柄はまた下げる(オニール的投資観)

 

〇便利
松井証券「投信工房」は無料で自動リバランス機能がある。

 



〇ポエム
・アフターFIRE観

 


・テクニカル観

 



・日本の立憲民主党「お金も金融知識もない人をターゲットとしたNISA制度から課税」

 

 

 

 

 

10/2-10/18考えたこと(株の売り時、仮想通貨投資比率、GAFAMヘッジの論理、民主主義と成長)

〇株の売り時:4つの視点
1.自分は間違っているか
 ー CXSE:中国非国有ではリスク回避できなかったし、むしろ積極規制。

2.ファンダメンタルズは悪化しているか
 ー GAFAM等利益成長が低速化→QQQ売り
 ー 利上げ→債券売り。TQQQやCUREのコスト増加。
債券アセット保有する意図は暴落ヘッジだが、金融相場の終わりが見えて、債券自体のリスクが高まっているため。VTIに変換。

 ー 10/25週にGAFAM決算悪かったら本格的にTQQQ売り判断。

3.ほかにもっと良い投資先はあるか
 ー 本格的経済再開。バリュー優位シフトするか→VTIやVIGでよい
4.ポートフォリオの中で大きくなりすぎていないか
 ー TQQQが数か月で50%上げ
 ー MARAが数か月で二倍に。(+30%で利確)
(出典:"千年投資の公理 ──売られ過ぎの優良企業を買う"(パット・ドーシー 著))

 

・TQQQいつなら売り判断できる可能性があったか?
9月前→保持判断が妥当。
エバーグランデ→保持判断が妥当
エバーグランデの話題のあとに来た「電力不足問題」が物価インフレ金利上げ長期債崩れの兆候→売り時。ハイグロの売り時はエネルギーつて3月に学んだはずでは。。。

コロナ回復→需要増→サプライ乱れ→NIKEなど貿易関連が利益警告→インフレ続く→金利上がる→ハイグロ落ちる。

 

・最良ではないものも持ってるのが利益率下げるので、損切りしてインデックスを買おう

 

evidenceに投資すべき。かふかにとってのevidenceとは、決算、利益、利益成長率。GAFAMの利益成長率が破壊されたら撤退しよう。

2022年以降、経済成長の鈍化、賃金コストの上昇、金利の上昇、そして潜在的には法人税の上昇により、さらなる利益の達成がはるかに困難になる可能性があります。

〇相場知識
・バリューvs.グロース論議より大切なもの - T. Rowe Price
「結局、持続可能な成長企業を適切な価格で買うことが大切」

基軸通貨の発行権持ってる国はマクロ経済で勝ちやすい

恐怖指数に市場暴落の先見性を認める背景
理論式に市場価格を代入する過程で先物市場参加者の思惑が反映されるため。

Pythonでインプライド・ボラティリティの計算方法|Monte Carlo Note

 

[ストーリー投資の芸術]
・再開銘柄も在宅銘柄も3ヶ月マイナスリターン(ストーリー投資は辞めようね)
FEDバランスシートとSP500が相似
・これからも米国株がアウトパフォーム

 

 

〇仮想通貨アセット

仮想通貨アロケーションは10%まで。

・BTC投資比率は、最大で8~13%程度
 ー ロールバック24か月投資なら、投資すべきBTC比率は10%

 


 ー リスクパリティだとBTCは8%でVOOにリターン、シャープレシオともに勝る
 ー シャープレシオ最大だとBTCは13%
 ー 次、BTCのセンチメントが最悪になった時に、MSTR、MARA、SQ、TWTRあたりに5%程度タイミング投資しようと思う。

 

仮想通貨は、リスク3倍。


・年金ファンドがBTCに積極的

年金ファンドが続々と仮想通貨へ投資!人財もお金も流入へ! - YouTube

 

〇GAFAMのヘッジ
・エネルギー需要→経済回復→ハイグロの現在価値が低下


・例えば、ロシア(コモディティ代替)。

 

・「高金利だから金融セクター投資」ではなく、正確には、イールドカーブの傾きが急だから金融セクター投資」すなわち、金利上げがFAS急騰のサイン。FASはハイグロのヘッジにはなるけど、短期的なので難しそう。

 

〇中国
民主主義指数が低いほど経済成長が強く、災害に強い(成田悠輔)

 

中国は政策を変えて対応できるので、システミックリスクには強い。(田中泰輔)

 

中国美団に約590億円の罰金

・罰金3%は半年前からのコンセンサスより低い→株価上昇
独禁法は名目も動機も背景も真っ当

 

・中国インターネット情報センター(CNNIC)によると、中国のネットユーザーが昨年末時点で9億8,900万人に達したことが分かった。 普及率は初めて7割を突破。

 

〇個別株

時価総額ランキング
上位7社は時価総額の水準がずば抜けている。20位以下は同じような規模感の企業が多く、成功したハイグロや日本企業がここに位置する

 

GoogleのEPSチャートが非常に綺麗。常に優良で常に妥当な株価水準。

 

〇インデックスEPSデータ
・SP500 HISTORICAL EPS

 

・SP500 PE RATIO

 

・Historical TTM Price-to-Earnings for QQQ

 

・$QQQ 実績PER 30.43倍(9月30日)

 

・VXUS

 

〇ポエム
・ライフサイクル投資術は他の投資名著の内容と相関の低い名著なので、分散投資の観点でオススメ
・ニュースはきっかけに過ぎず、それ以前にセンチメントがどうなっているかってところが未来予測の余地があるか。


・私は1.8%が危険圏だと思ってたけど、1.5%で株価下がった。


・9月初頭のキャッシュポジション増やせた人はすごいね。VT,VTI,QQQ,VIG,GLDM,EDV全部下げたし。。。GLDMは下がったのに、BTC上がった。。。
SBI証券三井住友カード作ってクレカ投信投信するやつ、それ用の口座のお金足りてなくて、遅延させた。遅延損害金年利14.6%とコンビニ手数料550円は大した額ではないが、マネーリテラシーなくて猛省中。。。

 


・ところで、ETF買ってるバフェット信者をよくみかけるけど、分散投資とバフェット信仰は両立するのだろうか?
・節税の観点から高配当はロジカルに誤りなのに、VIGよりVYMのほうが相場がよくて、不思議だな〜。
・レバナスの民が投資界のレイトマジョリティにも増えたから、金利上げでレイトマジョリティ(半分くらい)は逃げ切れず含み損になるストーリーを主軸で考えている。同じレバナスの民でも強い人間(1割くらい)はサッと逃げ切ると思う。きっかけが金利になるのかも、私がどうなるかもわからん。

 

・かふかブログのレバ投資理論ポートフォリオの実績を調査中。

 

 

7,8,9,10月度の株式売買銘柄とその理由

売買ログをつけようと思う。

理由は備忘録および認知的不協和の対策。

バフェットも理由をログに残している。

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史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

 

 

毎月

VT買い(クレカ投信)

理由:30年先を見据えて最適なのはVTだと思っているから。

 

7月

TQQQ売ってQQQ買い

理由:TQQQ爆上げで下げリスク高まると思ったから。5%上がるごとに利確。

 

8月

売買無し

理由:TQQQ上げ続け過ぎてこれ細かく利確しないほうがいいのでは?と思ったから。TQQQが+50%にまで行っても放置してしまった。

 

9月

SPOT売ってCURE買い

理由:SPOT下げトレンドのピーク押し目売り。SPOT買った理由は、3月のARKK暴落時に、ARKK銘柄を買いたかったから。SPOTは、大手競合(Google music,Amazon music,Apple music)に勝てるビジョンが見えていなかったのに買ったのがそもそも間違いかな。初めての損切。-5%くらい。ユーザーとしてもGoogle musicでいいじゃんって思う。

CUREはヘルスケアのアロケ上げたかったからっていうのと、ディフェンシブのヘルスケアが5%以上値下げるのが初めて?だったから。実際は、さらに下げて含み損。平均取得価格基準ではプラス10%くらい。ディフェンシブセクターは業績相場では見劣りするらしい。

 

 

10月

MARA,COIN,BNDX,AGG,USA360売ってVTI,VOO,DLO,PLTR買い

理由:MARAとCOIN売却は、インフレ懸念とBTCのETF承認で、BTCUSD爆上げの良い契機があったから。リターンは+20~30%くらい。その後も上げていくから売り時は間違えたのかな?

BNDX,AGG,USA360売却は、そもそも株式暴落のヘッジ用に持っていた。利上げは2,024年とか言われていたのに日々前倒しされて2022年っていわれたからそろそろ債券の優位性消えちゃったので売った。リターンは+1~5%くらい。

VTI,VOO購入は、業績相場と利上げに備えて買った。利上げはレバレッジのリスクを上げるし、VOOV/VUGのチャートの向きが変わってバリューの時代って言われてたりするから、グロースの比率を下げてヘッジしたかった。

DLO,PLTRは端数で使えないドルを株式にしておきたかったから。これらを選んだのはビッグデータ時代の覇者かなって思ったから。なぜかすでに利益+10%超えた。

 

 

 

 

国内上場投資と貸株金利(全世界株式:2559、S&P500:2563、QQQ:2569)

課題:投資先を決めたあと、本家の米国株式投信か、流行りの投資信託か、最近増えてきた国内上場投信のどれがいいか
結論:実質経費率の観点で比較すると、国内上場投信が安いため優れる。

 

1.注目の安い校内上場投信

経費率 貸株(21/夏) 貸株(21/10) 実質経費率 TICKER 指数
0.15% 0.80% 0.40% -0.25% 2563 VOO
0.19%   0.30% -0.11% 2520 VWO
0.25% 0.25% 0.30% -0.05% 2569 QQQ
0.08% 0.10% 0.10% -0.02% 2559 VT
0.14% 0.40% 0.10% 0.04% 2621 TLT
0.20% 0.10% 0.10% 0.10% 1659 米リート

 

 

・貸株金利の値は楽天証券の値を手入力した。

    貸株金利 | 貸株サービス | 国内株式 | 楽天証券

・実質経費率は、経費率から貸株金利を引いて求めた。

 

・銘柄は国内上場投信にも主要銘柄はある。

・米国株式上場投信や投資信託より実質経費率が安い。

・最小の経費率を選べというのはエリス氏やマルキール氏に教えを乞うまでもない事実。

 

 

 

2.個別インデックス

2.1.全世界株式(2559)

経費率

貸株金利

(21/夏)

貸株金利

(21/10)

実質経費率 TICKER 指数
0.08% 0.10% 0.10% -0.02% 2559 VT
0.15%   0.10% 0.05% 1550 VT
0.17%   0.10% 0.07% 2514 VT
0.17%   0 0.17% 2513 VT
0.30%   0 0.30% 1394 VT

 

 

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 | MAXIS

 

参考)比較データ

【徹底比較】全世界株式 (eMAXISオルカン、雪だるま、VT、2559):経費、三重課税、為替・売買コストを考慮し比較!! - Index Lab. インデックスラボ

・一般に、投資信託は配当金課税9%に対し、国内上場投信は配当金課税20%

・eMaxisSlimは実質コスト0.201%に対し、2559は経費率0.0858%

・貸株は考慮無し

・2559がeMaxisSlimに微妙に勝って最も高いリターンである。

 

 

⇒結論、実質マイナス経費率の国内上場投信でよくね?

 

 

 

2.2.S&P500(2563)

経費率

貸株金利

(21/夏)

貸株金利

(21/10)

実質経費率 TICKER 指数
0.15% 0.80% 0.40% -0.25% 2563 VOO
0.08%   0.10% -0.02% 2630 VOO
0.08% 0.10% 0.10% -0.02% 2558 VOO
0.15%   0.10% 0.05% 1547 VOO
0.09%   0 0.09% 1557 VOO

 

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(為替ヘッジあり)

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2563

 

 

2.3.NASDAQ100(2569)

経費率

貸株金利

(21/夏)

貸株金利

(21/10)

実質経費率 TICKER 指数
0.25% 0.25% 0.30% -0.05% 2569 QQQ
0.20% 0.15% 0.20% 0.00% 2632 QQQ
0.20% 0.10% 0.10% 0.10% 2631 QQQ

 

 

www.nikkoam.com

f:id:hotcaker:20211016140920p:plain

2569

 

 

3.参考

3.1.二重課税調整(外国税額控除)

 ”対象となる銘柄は、外国資産(株式・不動産等)に投資を行い、そこから生じた利益を元に投資家に分配金を支払っている投資信託等です。これらの投資信託等が2020年1月1日以降に支払う分配金については、自動的に二重課税調整が行われます。”

 

www.jpx.co.jp

 

 

 

4.結論

実質マイナス経費率の国内上場投信でよくね?

 

投資について勉強する2つの理由と市場平均に勝つ3つの方法

投資歴1年。勉強して半年。主要な投資の古典と、YouTubeの理論解説チャンネル(チャートやテクニカルを除く)はだいたいみた。なんで勉強するんだろうなって思ったので随筆してみる。今のところ市場平均よりはそこそこいいけど、運が良かったって言えばそれまでってくらい。

 

1.投資について勉強する2つの理由

お金持ちになりたいという理由から考えると、(1)市場平均が最適だと知らないからか、(2)市場平均に勝ちたいからか2パターンかな。

他にもあるかな?

 

1.1.市場平均が最適だと知らないから

・何も知らない状態からでも、積立NISAや確定拠出型年金について1日調べたらなんか知らんが全世界株式とかS&P500が良いんだなと行きつく。

・これだけでやるべき勉強は終わり。

・効率的市場仮説や効率的フロンティアは面白いが、市場平均を持ち続けるなら投資成績には影響しない

 

1.2.市場平均に勝ちたいから

じゃあ勉強する理由ってなんだろうなって考えると、(1)早くお金持ちになりたいからか、(2)単純にゲームとして楽しんでいるからの2パターンかな。

他にもあるかな?

 

・早くお金持ちになりたい

 ⇒バフェットも「ゆっくり金持ちになりたい人はいない」と言っていますね。私も最初はこれ。

・数字で遊べるゲームとして楽しい

 ⇒これはcisさんみたいな相場師が引退後も相場をやっている理由として多い。私は最近はこれが強い。

 

2.市場平均に勝つ3つの方法

市場平均に勝つには、(1)個別株、(2)タイミング、(3)借入の3パターンくらいかな。

他にもあるかな?

 

2.1.個別株投資

ここでは、セクター偏重投資を含む。

短期/長期の著しい成長を狙う。強いビジネス構造に投資する。

優良割安、安定成長、リターンとボラティリティの分析など。

 

 

私が市場平均に勝てたはQQQで、市場平均に負けているのはCXSE、EDV、GLDMなど。

 

2.2.タイミング投資

ニュースや需給、チャートを見て投資。

 

私が高いリターンを得られたのは、コロナショックから立ち直らないVDE(石油)、金利高騰で下げ過ぎたARKKの一部、ビジネス構造が強いままなのにインフレ懸念などで下落したQQQ(ハイテク)など。あとはMSTRやMARAなどのBTC連動系の押し目売り。

損失が出ているのは、CXSE・CWEB(中国)。政府リスクや市場のセンチメントの悪さを見込み切れず、十分安いと思ったらさらに下がった。

 

私は基本的にニュースの逆張りってことかな。

バフェットと同じように「優良だと知っているから下げ相場で買える。」

 

2.3.借入投資

金利1%で借りて、株で7%得るのがお得。

 

私が非常に高いリターンを得られたのはTQQQとCUREで、高いリターンを得られたのはゴーゴーバランスとUSA360とABC戦略ファンド。

失敗したのはCWEB。これは買った直後に0.8倍くらいしか堪えられない(そもそも1倍でも多い)なと気付いた。

 

どれもケリー基準を基礎にしたシミュレーションした結果ね。

来年金利上げっていうし手放してもいい。焦って儲ける必要はない。

 

3.所感

数字を見ているのは楽しいし、市場平均に勝てているうちはいいんじゃないかな。