210620-210720考えたこと(分散投資、QQQ、VHT、東証プライム、眼力、MSTR、USA360、GLDM、借入金レバッジ、JQuants、投資に役立った書籍8選、投資遍歴紹介)

■本当の分散投資
・結局、債券・金を入れない限りは分散投資が難しい。

・いま、Vanguard All-World ex-US Shares Index ETF(VEU)がやすい!

https://www.vanguard.com.au/personal/products/en/detail/0991/Overview

 

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https://www.amazon.co.jp/dp/B07SYG2T9N/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

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〇最強のディフェンシブセクター:NASDAQ
・今月30%の利益だが、インデックスのPERは高すぎず、成長性加味したらSP500やnikkei225よりいまだ割安と判断。
・とはいえポートフォリオバランス急激に変わったため、リバランスに備えていた。
・決算期であることと急騰に対する市場のセンチメントが悪いこともあり、1%下落したところで一部利確し、リバランス。
・7月中旬の下げは、ダウ<SP500<VIG=VHT=QQQと、ディフェンシブ性は健在。

https://twitter.com/invskf/status/1417312086997159940

NASDAQは生活必需品かつ、すべてを破壊するAIによるハイパーグロースを維持する最強指数。

・その他の資産はリターンと同じくらいQQQヘッジの役割を期待して選定したい。

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https://www.youtube.com/watch?v=wKSV0_46aTY

 

〇その他米国株
IMF資料「歴史が韻を踏むとき」や日経ヴェリタスは、アフターコロナでの繰り延べ効果は限定的と判断。第二次世界大戦後の状況から類推。
・銀行セクター、半導体セクターはパフォーマンス良いが、コロナ転換の短期的な傾向と判断して、購入しない。
・生活必需品セクター、VIGは、ヘルスケアセクターに見劣ること、かつ、分散投資になっていないことから購入しない。
ヘルスケアセクターは、利益・成長が十分にあるが、わかりやすい買いポイントを見たことがなく、買われ過ぎないので、逆説的に下げにくいディフェンシブ性がある。
・ヘルスケアセクターを購入しているがNASDAQ分散投資になっているかは不明。
・その他セクターはボラティリティが割に合わないので購入しない。

 

〇中国株

・CWEB銘柄のクオリティ(成長性・利益率)はTQQQより低く、ハイパーグロースだが赤字・当局規制リスクから中国株レバレッジは1倍で限度と判断。
・一方、成長性・利益率に対してPERは米国株の半額程度で、割安感が強い。
・中でもBABAは年率40%成長・40%利益・PER12倍と安かったため、BABAが$200切った瞬間は個別株買おうかと大興奮。(今$210)
・好きな指数はCXSE>KWEB>CWEB>中国市場ポートフォリオ
・春はVWO>CXSEで、コロナ回復順の成長だったか。ブラジル市場は一考の価値あるが、ボラティリティはQQQより悪く、銘柄・市場に詳しくない。
・中国株はレバレッジに堪えないボラティリティなので、20%利益くらいでVWOかCXSEにシフトさせる。

 https://twitter.com/invskf/status/1413372440726577152

・チャイナ分散の理由:経済危機のダメージの受け方が違う

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日本株
・基本的に資本収益性と利益成長性が低いので買わない。
・トピックス指数の再編計画が進む。利益基準に厳しい東証プライム指数に期待。

www.jpx.co.jp


・高ROE小型個別銘柄を選定する投信「眼力(がんりき)」が経費率1.7%でCaGR40%と日本株らしからぬ成長。

 http://www.am-one.co.jp/fund/summary/118587

 

〇個別銘柄の売却
・基本方針:期待リターンがNASDAQ超えるものは希少で、個別株リスク(ニュース・決算・)を背負う意味が少ない。
・基本方針:個別グロース株投資は米国市場・NASDAQとの相関高く、分散投資ではない。債券性がない。
・TSLA、MSTR、PTONを20%利益で売却、Uを15%利益で売却
・ARKK銘柄もNASDAQよりボラティリティ悪く魅力薄い
・7/20現在、MSTR、ROKU、TWTR、BABA、CRWDあたり気になっちゃうー。

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図説明:青線左端部が購入タイミング、右端部が売却タイミング。QQQと同程度のトレンドなのにそのボラティリティは過剰に高く、割に合わない。(QQQが強すぎ)

 

分散投資の本命:債券
・債券はヘッジ目的専用。金はヘッジ力低め。VIGはNASDAQと一緒に下がってヘッジできていない。
・金とか債券は分散投資として良いが1倍は投資効率悪く、USA360に劣る。

https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/riusa360/

・ゴーゴーバランス(グローバル5.5倍)は銘柄のわりに株式並みに下落するため、株式との分散投資になっていない可能性。

https://www.nikkoam.com/fund/detail/644943

・大和ABC戦略ファンドはTQQQと同程度の経費率・リターン・ボラティリティでかつ1か月ごとの市場判断とリバランス判断があり、興味深い。

https://www.daiwa-am.co.jp/funds/detail/3431/detail_top.html

内閣府資料「先進国における低金利・低インフレ」は、金融危機後の過剰貯蓄により低インフレの常態化したと判断。

https://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sa16-02/s2_16_1_1.html


〇低金利下の金投資

分散投資は上がる資産、下がる資産が交互に動くことが妙味。
・金は、年間年率2%減価する通貨と考えられ、USDは年率7%減価するので、5%の利ザヤが稼げる。
金利5%以下の現在では世界株式+金が世界株式+債券に勝る。
・米国株式(USD建て)とのヘッジでは、国内投信の金(JPY建て)に妙味。

 www.youtube.com

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〇借入金レバレッジ先物ETF

先物ETFは、経費率、借入金金利、カウンターパーティリスク、流動性リスクがある
・対して借入金+レバレッジ運用は、借入金金利+超低額経費率のみであり、コスト・リスクともに削減できる。(ロバートカーバー、アセットアロケーションの最適化)
・TQQQなど多くのレバレッジETF先物が多い。
・USA360は株式90%(VTI)は現物なのは好感。

・しかしながらここ10年くらいの実績で見て、レバレッジETFがアウトパフォーム。要因はボラティリティのヘッジができているため。通常想定される利益7%、ボラティリティが20%に比べて、実際が利益35%、ボラティリティ20%といったポートフォリオが組めるため。

・注意されまくっている減価リスクより、増価プレミアムの方が大きいという話

・QQQ、米国ヘルスケア以外のレバレッジ(SPXL、SOXL、金融レバ、ロシアレバ、中国レバ、ブラジルレバ等々)はボラティリティの観点からやりません。USA360はギリギリセーフ!?

 

 

〇売買ログ解析

https://twitter.com/invskf/status/1410611085078503431

・購入後~現在で、上昇銘柄が23、下落銘柄が11と購入タイミング良好。
・売却銘柄の利益率は10~20%に偏在し、VDEの80%が最大最大。
・売却後、現在価格で中央値で1%下落。売却タイミング良好。

 

■その他話題
〇メンタル
ダニエル・カーネマン「意思決定のノイズ」:同じモノを見たときに毎回同じ反応とはならないノイズがある。バイアスは真実との差異で、ノイズはバイアスの再現性という理解。精神統一し、投資判断したい。


〇JPX主催JQuants表彰式に参加
・株式は低S/N比(モデル化必須)と非定常(モデル可読性・切り替え必須)が特徴。
・めっちゃデータサイエンスした結果、トレンドフォローの最強ファクターは「利益率」、ボラティリティの最強ファクターは「アベレージトゥルーレンジ」。
・総評:LightGBMになじみ深い特徴量を中心に網羅的に投げるのが有益。特に、無次元化、ランク化は良いアプローチ。
・懇切丁寧なチュートリアル資料が大好評。
・AI選定銘柄投信がクオンツ視点のアルファ最前線。

qiita.com

https://github.com/UKI000/JQuants-Forum/blob/main/jquants_uki.pdf


〇最近読んだ投資に役立った書籍
1『ウォール街のランダムウォーカー』
 ⇛投資全般を効率よく学べる。
2『市場サイクルを極める』
 ⇛冷静なタイミング投資はここから学んだ。
3『とびきり良い会社をほどよい価格で買う方法』
 ⇛優良個別株投資についてレビュー的に学べる
4『ライフサイクル投資術』
 ⇛唯一、レバレッジ活用の時間分散投資が書かれている
5『ファイナンス理論全史』
 ⇛ボラティリティは変動だけじゃなくて、-σ^2tだけ減価。金融理論のレビュー。
6『絶対に忘れない世界史の教科書』
 ⇛国家レベルでの投資観
7『投資で一番大切な20の教え』
 ⇛『市場サイクルを極める』と役割かぶるが、ハワード・マークス本はいいぞ。
8『投資を生き抜くための闘い』
 ⇛『市場サイクルを極める』と役割かぶるが、幅広い投資観・投機観があって良い。


〇投資遍歴
・20年8月:NISA口座開設。全世界株式を選択し、一度も変更していない。VDE購入。
・21年3月:金利高騰。ARKK銘柄とBTC連動銘柄を個別株で大量購入。
・21年5月:グロース銘柄暴落、反省。投資本購入し、アセットアロケーション計算して投資計画書を書く(ブログ)
・21年6月:金融工学を学び、ケリー基準やモンテカルロSIMを繰り返し、TQQQ購入(30%利益)。
・21年7月:グロース個別株が復活した順に売却(20%利益)し、GOLD買ってアロケ整える。財務分析を行い、中国株(CWEB)購入(含み損10%)。

 

〇GPIF基本ポートフォリオ

厚生労働省財政検証シナリオを仮定
・年金積立金は天賦方式の不足分を補えればよい

・最小リスクポートフォリオ
IMFは世界的に低インフレになった理由をグローバル化と指摘
リーマンショックは70年に一回、ITバブルは7年に一回発生(経験分布ベース)

https://twitter.com/invskf/status/1412691563755368449