2021年6月投資計画書(コアにレバレッジETFを組み入れます)

5月調査結果

・時間分散を考えれば老年期にリスクが偏る。

・人的資本の債券性=労働は数億円の債券と同等の価値。

レバレッジの本質は、短期金利の借入コストを払って短期リターンの交換。

ボラティリティ無し、借入無しなら、無限にレバレッジしてよい

・実際はボラティリティの程度と借入(短期金利)によってレバレッジ上限が規定される。

・ケリー基準によるレバレッジ倍率=(リターン-短期金利)/標準偏差^2

・ケリー基準はリターンの中央値が最大となるレバレッジ倍率。

・ケリー基準は破産リスク高く、ケリー基準の半分くらいが安心か。

・人的資本の債券性を考えないとき、推奨レバレッジ倍率はケリー基準より低くなり、モンテカルロSIMで-2SDのパターンでもプラス収支なら安心。

・人的資本の債券性を考えると、若いころはフルレバレッジでも低い。

3倍レバ50%+1倍レバ50%は2倍レバとほぼ同じ値動きする。経費率は3倍レバ含めたほうが安い。ただし減価すると2倍レバのほうが若干高リターン。3倍レバの値動きだけじゃなくてポートフォリオ全体の値動きを見るのが正しい態度。

・VHT,VGT,VDC,SPYは、短期金利2%でもレバ4倍以上がケリー基準の中央値。

・VHT,VGT,VDCは、短期金利6%でもレバ3倍以上がケリー基準の中央値。

・VHT,VGT,QQQ,TLTからなるポートフォリオはbeta=0.37倍程度。

・QLD65%,TMF35%の2.35倍レバでも市場平均並みの変動。

・3倍レバ50%,債券レバ25%,その他ETF25%がいいかな?

 

まとめ

・低く見積もってもレバ2倍はすべき。

短期金利が上がったら/長短金利差が縮まったらリバランス必須

・高金利になったら債券比率60%くらいまで買いたい。

 

・TQQQ、CURE、ゴーゴーバランスを一括で買って、QLD積み立てるよ!

f:id:hotcaker:20210530193754p:plain

価格変動抜きにしたアセットアロケーションのイメージ

f:id:hotcaker:20210530193225p:plain

 

VGT,VHT,VDC,TLTの4銘柄毎月リバランスでS&P500よりリターン2%高く、ベータ0.37倍に。

シミュレーション目的

景気動向によって変化させるセクター比率の推定

・単なる最大化ではないので、外れ値となるQQQやARKKは含めない

シミュレーション条件

資産選定理由はリスク低減とリターンの最大化の両立。歴史的にS&P500に勝るヘルスケア(VHT)と生活必需品(VDC)、AIやイノベーションの目覚ましいVGT、債券TLTの4資産を用いる。VGTは令和の必需品セクターと考える

f:id:hotcaker:20210530140743p:plain

結果

テールロス最小化ポートフォリオは、S&P500の倍のシャープレシオとなった。

f:id:hotcaker:20210530140338p:plain

Beta=0.37倍なので、3倍レバレッジしてもボラティリティは市場平均程度に抑えられる。

f:id:hotcaker:20210530142224p:plain

毎月リバランスを行い、その基準として過去24ヶ月データを用いたValue at riskを最小化する。

VGTは最低20%、他は最低10%以上持つとする。つまり半分固定、半分調整。

f:id:hotcaker:20210530140347p:plain

2008年1月、2015年8月、2018年10月などに、債券比率を急拡大させるところがポイント。ドローダウンを小さくしている。

f:id:hotcaker:20210530140444p:plain

参考チャート。

f:id:hotcaker:20210530142734p:plain



ローリングリターンは13%で、S&P500の11%を上回る。

f:id:hotcaker:20210530140511p:plain

Value at riskを考える注意事項として、リバランスを1年ごとにすると、Value at riskのタイミングの後のリバランスになってしまうため、均等ウェイトに劣後する。

f:id:hotcaker:20210530140708p:plain



感想

景気動向によって変化させるセクター比率の推定

 ⇛VGTとVDCのセクター比率がいい感じにヘッジになっている印象は薄く、単に債券比率が大切。VDCは上げも下げも小さいため、VGTの変動をよくもわるくも低減化している程度。

 

 

市場平均並みのリスクで30年で資産1万倍になる秘密のポートフォリオ

最大リターン

TQQQ 100%

beta3.45%(2011-2021年)

モンテカルロ30年⇒下位10%の展開でも年利37%

30年で100000倍

画像

市場平均並みのボラティリティでの最大リターン

QLD 65%

TMF 35%

beta=1倍(2010-2021年)

モンテカルロ30年⇒下位10%の展開でも年利26%

30年で10000倍

画像

最大シャープレシオ

QLD 27%

VIG 8%

VYM 41%

TMF 25%

(比率は理論値であり、VIGとVYMの使い分けの必然性は怪しい)

beta=0.77倍

モンテカルロ30年⇒下位10%の展開でも年利18%

30年で1000倍

画像

参考:S&P500

VOO 100%

beta=1倍

モンテカルロ30年⇒下位10%の展開でも年利11%

30年で100倍

 

f:id:hotcaker:20210529225344p:plain



 

理論計算結果:レバレッジ投資すべきなのはテック、一般消費財、ヘルスケアの3セクター。すべきでないのはエネルギーと金融セクター。

セクターごとの幾何平均リターンと標準偏差

f:id:hotcaker:20210527223634p:plain

f:id:hotcaker:20210527223704p:plainf:id:hotcaker:20210527223559p:plain

2005-2021における最適ポートフォリオは、VGT,VHT,VDC3セクターの混成。他のセクターはないほうがいい。

f:id:hotcaker:20210527223736p:plain

 

 

 

セクターごとのレバレッジ成績予測

※幾何平均リターンと標準偏差を一定と仮定し、計算。セクターごとの相関も未考慮。

f:id:hotcaker:20210527231014p:plain

幾何平均リターンでは標準偏差を考慮しないので、単純に10乗して10年の平均リターンになる。

f:id:hotcaker:20210527231050p:plain

 詳細。

f:id:hotcaker:20210527232235p:plain

2005-2021の幾何平均リターン・標準偏差だと、すべてのセクターで、累計リターンの平均値は、向上する。

3倍レバレッジで幾何 平均リターンが高いのは、VGT,VCR,VHTの順。

エネルギーと金融セクターはレバレッジすると幾何平均リターンの中央値が下落。

2012-2021の幾何平均リターン・標準偏差だとCURE,TQQQともにVHT,QQQに勝る。

VCRの3倍レバレッジETFか投信はあるのかな?

 

 参考:レバレッジ計算に用いた数式

chandraroom.com

f:id:hotcaker:20210527232852p:plain

f:id:hotcaker:20210527232914p:plain

 



 

 

 

レバレッジ3倍最適ポートフォリオ(TMF,TQQQ,CURE,TECL,SPXL)とSP500の比較。シャープレシオ最大ポートフォリオはSP500の2.5倍!最小分散ポートフォリオはSP500の2倍でベータ1以下!

レバレッジ3倍ETFポートフォリオの最適化

期間:データのある2012年~2021年

f:id:hotcaker:20210527142658p:plain

シャープレシオ最大ポートフォリオでCAGR41%、シャープレシオ1.32.

f:id:hotcaker:20210527142721p:plain

 

f:id:hotcaker:20210527142834p:plain

f:id:hotcaker:20210527142859p:plain

効率的フロンティア

最大リターンのTQQQ、効率的なCURE、守りの債券TMF

f:id:hotcaker:20210527142923p:plain

f:id:hotcaker:20210527143021p:plain

なんと最小分散だとBeta<1になった

f:id:hotcaker:20210527143123p:plain

ローリングリターンは常に最大シャープレシオが圧倒。

f:id:hotcaker:20210527143325p:plain

 

 

積立シミュレーション(レバレッジ1倍)

毎月定額積立。

Portfolio1は、レバレッジ1倍最大シャープレシオポートフォリオ

Portfolio2は、レバレッジ1倍最小分散ポートフォリオ

f:id:hotcaker:20210527143841p:plain

f:id:hotcaker:20210527144341p:plain

1倍でもSP500よりは強いアセットアロケーション

f:id:hotcaker:20210527150004p:plain

f:id:hotcaker:20210527150115p:plain




f:id:hotcaker:20210527143957p:plain

f:id:hotcaker:20210527144020p:plain

 

Minimum Volatirity

f:id:hotcaker:20210527144048p:plain

f:id:hotcaker:20210527144203p:plain

 

積立シミュレーション(レバレッジ3倍)

毎月定額積立。

Portfolio1は、レバレッジ3倍最大シャープレシオポートフォリオ

Portfolio2は、レバレッジ3倍最小分散ポートフォリオ

f:id:hotcaker:20210527144620p:plain

f:id:hotcaker:20210527144706p:plain

f:id:hotcaker:20210527144642p:plain

リターンは20~40%程度

ボラティリティは25%~35%程度

f:id:hotcaker:20210527144950p:plain

リターンは常に最大シャープレシオが勝り、SP500の2.5倍程度

最小分散ポートフォリオでもSP500の2倍程度(そしてベータは83%<1と小さい!!)

f:id:hotcaker:20210527145027p:plain

 

レバレッジ3倍最大シャープレシオポートフォリオ

f:id:hotcaker:20210527144819p:plain

 

 

 

レバレッジ3倍最大シャープレシオポートフォリオは、ヘルスケアとテックの比重が爆増。

f:id:hotcaker:20210527144835p:plain

 

レバレッジ3倍最小分散ポートフォリオ

f:id:hotcaker:20210527144907p:plain

f:id:hotcaker:20210527144924p:plain

 

 

参考

TECLとSPXLがTQQQと相関係数高いので、簡易化。

画像

 

f:id:hotcaker:20210528000104p:plain

 

2021年春季:インベスターかふか投資計画書

目次

アセットアロケーション

 ⇛利益そのままで、リスク最小となる資産配分。

ポートフォリオ

 ⇛米国ETF、国内投信、上場ETFなどで好みの最安構成で再現。

・証券口座

 ⇛手数料、ポイントなど最適化

・便利なサイト

 ⇛解析に用いた米サイトなど。

 

アセットアロケーション

 

シャープレシオ最大ポートフォリオ

・株式37%、債券48%、REIT4%、金11%

・15年ローリングリターンがS&P500より高い!
・最大下落率-18%とS&P500の-51%より小さい!

・Beta 0.33で、ボラティリティがSP500の1/3と小さい!

画像

・個別アセットそれぞれのシャープレシオは0.5程度

 ⇒分散効果で0.87にアップ!

・参考程度ですが、一番調子よかった組み合わせは大型グロース&中型バリューでした。考察としては、大型グロースは中型グロースより下落しにくいこと、大型バリューはちょっとずつ衰退しがちなのでしょうか?(要検証)

画像

・2000-2002年のドットコムバブルでS&P500は-22%下がったりしましたが、最大シャープレシオポートフォリオはなんと増加!国債と金が良いヘッジになったようです!

f:id:hotcaker:20210510141822p:plain

・Drawdownが小さくて精神衛生上よろしい!

f:id:hotcaker:20210510141832p:plain

・流石米国ということで、各資産のCAGRが10%くらいある。

REITは、条件によって入ったり入らなかったりでした。ボラティリティが株式と同程度なので、絶対必要ってわけではないが、相関係数が50%と低いため、分散効果で貢献しているようです。

コモディティは、真っ先に激しく暴落するので、不採用になりました。

f:id:hotcaker:20210510141856p:plain

・債券半分でも、15年Rolling Returnは、SP500より高い!

f:id:hotcaker:20210510141928p:plain

f:id:hotcaker:20210510142022p:plain




ポートフォリオ

暗号資産ビットコイン

BTCは株式と無相関の資産と言われがちですが、私独自の見解では、ログスケールででっかく見た場合、S&P500に近い値動きをしていると考えており、株式のアロケーションに入れています。

また、別途、独自の解析から暗号資産は5%程度がリスク最適な水準と推察しています。ARK投資会社のBIG IDEA 2021には2-6.5%が良いと書いてあった気がします。大手銀行は1%入れてみてはどうかといった提言をよく見ますね。

画像

USA360

債券を採用するに当たり、レバレッジバランス型投資信託USA360が最適と考えました。これは、全米株式VTIに90%、米債券5年に135%,10年に135%投資するもので、実質コストが0.6%程度です。1倍に戻すと、0.6/3.6%のコストなら、経費率も安いです。

VT

全世界株式。一番好き。

1631,QQQ

大型グロース。2021/5/5ARKKが暴落してもQQQが上がる。

国内債券を貸株するのが、実質経費率最安の0.22-0.10=0.12%かな。

CXSE

中国非国有企業ETF。グロース。米国一強じゃないときのヘッジ筆頭。経費率0.32と少し高い。

VXF

中型グロースで経費率0.06%。ARKK(経費率0.75%)の代替に最も近いETFと推察。私以外に買ってる人見たことないけど、AUMは500M$だったから、そこそこでかく、償還リスクは低いのでしょうか。。。

1343,NFJ-REIT

日本で唯一バックテスト良好なのがJ-REITだから、$のヘッジで買う。

J-REIT何もわからんので64銘柄すべてを含む東証REIT指数に投資。

日本は建物の価値が下がっていくけど、REITはどうなんだ?REITは一流物件?一流物件生き残る?

LGLV

REITで経費率最安の0.12%だ。本当は大型低ボラ指数なので、REITは30%程度くらいしか含まれていない気がする。ちなみにバックテストでは、VTよりリターンが大きく、ボラティリティが小さくて最強に見える。

GLDM

経費率0.20%で最安。暴落ヘッジ。インフレヘッジ?にもなる?

景気循環のうち、いつ多く買うのか分からん!

 

このへん買いたい。(ぼんやり)

画像

証券口座

クレカ決済投資信託

15万円/月 ⇒マネックス証券楽天証券SBI証券に5万円ずつ。

例:NISAでVT 月3.3万円、特定口座でUSA360 11万円、J-REIT 7千円とか。

 

ETF

VT、VOO ⇒マネックス証券(為替手数料無料)

例:今回は無し。

 

その他の米国ETF(買付手数料無料 ⇒(理想的には)DMM証券。事前でSBI証券

例:SBI証券で、CXSE、VXF、LGLV、GLDMに月1万円ずつ、とか。

 

その他の日本ETFマネックス証券楽天証券SBI証券お好きに。

例:楽天証券で2631(QQQ)に月1万円、とか。

画像

 

 

便利なサイト

アセットアロケーション検証

» Portfolio Optimization https://www.portfoliovisualizer.com/optimize-portfolio

ETF調査

» VYM ETF: Quote, Holdings, Fact Sheet, Rating & Analysis https://etfdb.com/etf/VYM/#etf-ticker-profile

テクニカル分析、様々な比較

» REIT https://jp.tradingview.com/chart/uwIywqJy/

PSRチャートなど

» Koyfin | Advanced graphing and analytical tools for investors https://app.koyfin.com/chart-template/5e894252-1066-4423-b8cf-1688d07df5fd/eq-h8ov0r#

米国株の財務分析

» https://stockrow.com https://stockrow.com/

日本株の財務分析

» ソフトバンクグループの企業情報 - 9984 / 東証1 / 情報・通信業 | バフェット・コード https://www.buffett-code.com/company/9984/

  » ARK Graph https://arkk.vercel.app/ja 

 

21年3月[米国]新型コロナワクチン接種率・雇用統計・金利の動きとリア充銘柄・ARK銘柄・国債

市況

雇用統計

[ワシントン 3月5日 ロイター] - 米労働省が5日発表した2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比37万9000人増と、市場予想の18万2000人増を上回る。

 

金利:0.5→1.5%

QQQ,グロース:大幅減

SP500:よこよこ

ワクチン接種数の単調増加

f:id:hotcaker:20210307180734p:plain

US-vaccine

https://ourworldindata.org/grapher/us-covid-19-total-people-vaccinated?tab=chart&stackMode=absolute&time=earliest..latest&region=World

 

コロナのグロース銘柄⇒オールドのリア充銘柄への転換。(略)

 

個別株

大型優良リア充銘柄

DIS

コロナ禍もサブスクで下支え

ワクチン接種率向上とともに開店率向上の期待

f:id:hotcaker:20210307175629p:plain

DIS

現在188

指値185

 

小型グロースのリア充銘柄

LIFT

配車の2番手。

使い勝手や値段では1番点のUberに勝る。

Uberより買いの人気が低い。

財務がUberより良い。(7年分のキャッシュ)

f:id:hotcaker:20210307175646p:plain

LIFT

現在62

指値60

ARK銘柄

TSLA

大注目のあとSP500にも入って超過熱。

転換期に差し掛かり、35%割引セール開始。

f:id:hotcaker:20210307175832p:plain

TSLA

現在600

指値570

TDOC

遠隔医療プラットフォームの1番手

競合他社を買収しまくって抑える

技術的優位は少ないので金で殴る正しい戦略

病院通いの時短はとても推せる(感情)

f:id:hotcaker:20210307175707p:plain

TDOC

現在195

指値180

 

金利関連(US10Y)

TLT

USは早くもゼロ金利脱出の構え。

米国株と1:1で合わせたback testで一番戦績がいいのがTLT(20年国債)。

f:id:hotcaker:20210307180454p:plain

US10YとTLT

現在140

指値120(金利4%水準)